【外壁塗装コーキング】 コーキング打ち替えとはどのように行うの?

分かりずらいコーキングの施工方法を解説します。

お見積書に書いてある分かりずらい、コーキングの打ち替えや打ち増しの違いもお伝えします。

コーキングの役割

コーキングは主にサイディング壁の外壁目地や窓廻りに打ってあるゴム状の隙間充填剤になります。役割は雨水の侵入を防ぐのと、地震でお家が揺れた際コーキングが力を吸収し、お家の外壁を破損しない様、守る働きがあります。

コーキングの工事には大きく分けて、

コーキングの打ち替え

コーキングの打ち増し

があります。似たような名前で紛らわしいのでしっかり解説しますね。

1. コーキングの打ち替え

コーキングの打ち替えは次の順序で行います。

1.既存コーキングの撤去 

カッターナイフを使って切れ込みを入れて、古いコーキングを剥がしていきます。

2.マスキングテープ貼り

新たにコーキングを充填する場所の両端にマスキングテープを貼っていきます。

3.コーキング専用プライマーの塗装

専用プライマーを塗装していきます。これにより接着が強化され剝がれにくくなります。

4.新規コーキング充填

コーキングガンでたっぷり充填していきます。充填量が少ないと痩せや気泡の原因となりますので隙間なく充填します。

5.コーキングヘラで均す

コーキング用のヘラで均していきます。この時に空気が入らないように注意して均していきます

6.マスキングテープを剥がす

コーキングが乾かないうちに、少しずつゆっくり剥がしていきます。

以上がコーキング打ち替え作業になります。

これを外壁目地と窓廻りの全てに行います。

2.コーキング打ち増し

コーキングの打ち増しとは、既存のコーキングを剥がさずに、その上に新たにコーキングを打っていく事です。ALC壁の塗り替え工事でよく使われる工法です。

なぜコーキングを剥かないで打ち増しする必要があるのでしょうか?

それは、ALC壁の場合既古いコーキングが打ってある場所は凹み部なので、その凹み部分全体に新規コーキングを充填することで、厚み・幅が十分確保できるため、古いコーキングを剥がす必要がありません。

コーキング打ち増しの順序は以下の通りです。

1.外壁目地に専用プライマーを塗装

2.コーキング充填

3.コーキングヘラで均す

目地の凹みの部分にしっかりコーキングを充填していく作業もヘラで均していく作業も、実は熟練の職人でないとうまくいきません。

テープを貼らない分、上手な充填と均しが必要になります。

コーキング充填作業における注意点

ここでは注意点をご説明します。

1.コーキング充填時、中に空気が入っていないか。

2.ヘラでしっかり均してあるか。密着不良が無いか。

3.コーキングを新規充填してから最低3日は乾かす期間を設けているか。

特に3番はコーキングの表面が乾いていても、内側が乾いてないことがあります。なので乾燥期間を十分とって乾かさないと後々不具合が発生することがあります。

まとめ

コーキングの打ち替えとは、古いコーキングを撤去してから新しいコーキングを充填する作業

コーキングの打ち増しとは、既存のコーキングの上に新たにコーキングを充填すること

コーキングは新規充填後、最低3日間は乾燥させること

になります。皆様の参考になれば嬉しいです。

にいかわ塗装 代表親方 新川正文

無料お見積りは今すぐお電話を。