外壁塗装 失敗したくないけど、どんな業者に頼めばいいのかよくわからないですよね。
こんにちは。にいかわ塗装 代表親方の新川です。
今回は優良業者の見分け方をお伝えします。
これは日本建築塗装職人の会で発行している「塗装工事業者選び 15のポイント」より、
いくつか抜粋させていただいた事柄をご紹介します。
ポイントは次の通りです。
1 近いこと
なんだかんだ言っても「近くの業者」にかなうものはありません。近くだからこそ契約前に事務所を見にいく事もできますし、お店周りの評判を聞くことも可能です。高い安いに一喜一憂するよりも「長い安心」を買うには実際目と耳で確かめるのが一番です。
2 経営状態が健全であること
業者と長い付き合いになるのが外壁塗装工事。会社がなくなってしまっては困ります。会社がつぶれる理由は経営状態の悪化しかありませんので、あらかじめ確認したいところです。きちんと利益を出せている証拠になるのが法人税の納税証明書です。毎年きちんと納税して、その情報を開示できる会社は、工事にも自信があると考えていいでしょう。
3 理念を持って会社経営をしていること
理念はその会社の社長の「考え方」や「思い」そのものです。「うちはいい仕事しますよ」「○○保証出しますよ」というような表面的なことは簡単に言えるものです。それよりも「なぜ、今仕事をしているのか」という動機=理念が明確であることや、その理念が社員(職人)の方々と共有できているかを塗装工事業者を選ぶ前に確認してみてください。
4 作業着を見ればわかる
身だしなみの乱れは心の乱れ。いい腕を持っている職人ほど身だしなみに気を使います。住宅専門の塗装業者の場合、お客様と接する機会もありますので意外と綺麗な作業着を着ています。また下請け専門の業者の場合は、お客様と接する頻度がないため汚い作業服を着ています。作業着が統一しているのもチームワークが良い会社の特徴です。
5 施工中の現場に行ってみる
現場で職人たちがしっかり仕事と向き合っている姿をあなた自身の目で確かめてみてください。現場は正直であり「その会社の全てを物語っている」といっても過言ではありません。4で紹介した作業着も見ることができますし10時頃と15時頃は休憩の時間となっていますので、職人さんの素顔を見る事もできます。一方休憩時間以外で現場にいく事ができたら作業車をを見てください。①車の中は綺麗に整っているでしょうか?②ゴミや吸い殻などが溜まっていでしょうか?③車は洗車して比較的綺麗でしょうか?④ネタ場(材料置き場)は乱れていませんか?⑤足場に貼ってある看板シートがきちんと貼ってあり、社名が記載があるでしょうか?基本的に現場が整っているお店はしっかりしたお店です。
6 髪型、見た目がきれいな職人ですか?
いい仕事をする職人ほど身なりも整えているものです。施工技術力のあるお店ほど、若い職人さんでも短髪でさわやかな方が多いです。年配の職人さんでは感じのいい笑顔の方が多いものです。
7 言葉使いが丁寧ですか?
「いつも丁寧な仕事をしよう」と考えている人は必ず丁寧な言葉使いをします。必ずしも正しい言葉でなかったとしてもその裏にある「思い」を感じとってみてください。その「思い」が施工にも反映されるからです。
8 代表者さんは職人ですか?
代表者が技術職に携わっているお店のほうが、いつまでも良いサービスを提供しています。リーダーの仕事に対する姿勢が、職人の仕事ぶりの、必ず直結します。そのような意味から、「代表者さんは職人ですか?」「施工に携わっている方ですか?」と確認してみてください。
9 事務所は整理整頓されていますか?
仕事が上手なお店ほど整理整頓されていて、在庫が少ないのも特徴です。整理整頓をすれば「心がすっきりする」「心が洗われる」というように、心の思いと現実は一致しています。整理整頓されている業者さんは、やはり、仕事もきっちりしているとみていただいて間違いありません。
10 若手新人職人を育成していますか?
若手新人職人を育てるということは会社の将来について、きちんと考えているということです。一代で培った施工技術よりも二代、三代と長年、多彩な現場経験を通して培った施工技術のほうがクオリティが高いのは言うまででもありません。そのためには若手職人を心を込めて育成することが極めて重要な事です。
11 工事業種を増やす努力をしていますか?
お施主様からのご要望にお応えできるよう経営者も職人たちも向上心を持って技術習得に努めています。これは、お客様のための良いリフォームをしたいという強い「情熱」と、その情熱の延長線上にある「理念」と「高い人間性」を兼ね備えていなければなりません。
12 資格取得や各種登録をきちんと行っていますか?
各種登録とは、社会保険、労働保険、労災保険などの事業者登録です。また建設業許可の登録や建設工事保険などに加入していることも工事店としての誠実な姿勢を表すものとなるでしょう。国家資格の1級・2級塗装技能士や専門技術における「足場の組立作業主任者」や「有機溶剤作業主任者」等があります。社員の資格取得を心掛けている工事店は全国的に見ても信頼できる会社と言えます。
13 工程管理表を見せてもらいましょう
最近施工された現場の「工程管理表」を3件ほどお見せいただくようお尋ねください。しっかりとした工程管理表があれば、工事もしっかりとしているものだと思ってください。ところが(うちは長年の経験と勘で...)(現場現場によって違いますからね)等と言われ、見せていただけないのであれば、工程管理の習慣がない・外注職人に発注している等いろいろ問題があるかもしれません。もちろん昔ながらの職人さんで工程管理表を作成しなくても誠実な仕事をしている方も大勢いますが、若い社長さんのお店などであれば、工程管理表を確認させてもらったほうが良いと判断して間違いはないのではないでしょうか。
15 施工宅を教えてもらい、訪ねてみましょう
仕上がりはもちろん、接客対応、施工中のマナー、施工後のフォローなどを聞くのが一番です。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉もありましたよね。施工宅を直接見て、聞いてみて損をすることは何一つありません。ぜひ施工店に過去の施工宅様のご住所とお名前をご紹介してもらってください。そして施主様と直接お話になってみてください。確認していただくべき点は、仕上がりの美しさ(美観)とお客様の満足度です。このような視点を持ちながら、何件か施工宅を見ることで「うちは仕事には自信があります!」という複数業者の言葉を客観的に見る事ができます。たとえ同じ塗料を使うにしても、業者の「仕上がりの比較」や「お客様の満足度の比較」などによって信頼できる業者を選ぶことができるようになると思います。
どうぞ皆様の参考になれば、幸いです。
にいかわ塗装 新川