屋根塗装工事の施工方法やお勧め塗料をお伝えします!
こんにちは。にいかわ塗装 代表親方の新川です。
一般的に一口に屋根塗装と言っても屋根材の種類は様々で塗料も様々なので、どの組合わせが良いか分かりずらいですよね。なので、簡単に、わかりやすく説明します。
一般的に塗装のメンテナンスを行う必要がある屋根材は、塗膜が乗っている(新品で塗装がしてある)屋根材全てです。一般的にカラーベスト(コロニアル)が主流ですが、当然塗り替えが必要です。トタン屋根やセメント瓦なども塗装してありますので塗り替えが必要です。
逆に瓦で焼き瓦・陶器瓦は塗装する必要がありません。割れない限り半永久的に使用できます。
①塗り替え(メンテナンス)をしないと、どうなるのかを説明します。
初めのうちは汚れが気になる程度 (新築より5年~10年程度経過)
次にコケが発生してきます (新築より8年~15年程度経過)
コケの根が深くなり塗膜を突き抜け屋根材まで根を張ります (新築より15年程度)
あちらこちらで表面にひび割れが出てきて屋根材の破損も目立つようになる (新築より20年~25年程度経過)
あまりにひび割れや破損が多くなると屋根の葺き替えや屋根に屋根を被せるカバー工法で施工するようになる (新築より30年超経過)
②どのようなタイミングで塗装したほうが良いかをお伝えします。
外壁塗装を行う時期に、一緒に行う (足場代が共通なので屋根塗装のみで足場を掛けるよりは安く済みます)
コケの発生がある場合は塗り替え(メンテナンス)時期です。
③どのような塗料を使用したほうが良いのかをお伝えします。
次の塗り替えまで塗料の基本性能が持続する塗料です。 例えば外壁塗料の期待対応年数が15年の塗料であれば屋根の塗料も15年又はそれ以上の塗料を選択するです。
超高耐候型で30年以上もつ塗料も巷では出てきていますが私はお勧めしません。例えば雨樋の詰まりや破損、屋根の破損・棟板金の破損や釘の抜け等の不具合に気が付かなくなるからです。なので塗装工事を行ってから15年~18年の周期で次の塗装工事を行うのが私は良いと思っています。万が一不具合があっても痛む前に対応できるからです。
その考えのもとでお勧めする塗料はフッ素塗料になります。 期待対応年数が16年~20年なので十分屋根を守ってくれます。 余談ですが当社では、アステックペイントの遮熱フッ素塗料をご提案しています。 遮熱機能がついているので、太陽光を反射させ屋根表面の熱上昇を軽減し内部に伝わる熱の温度も軽減し結果、室内温度が通常より2~3度下げる効果があります。
④最後に誰が塗装するのか。 これが一番大切です!
実績もあり信用に値する会社に工事を依頼できれば安心できます。 (塗装する職人さんをきちんと教育している会社やすでに塗装工事を行ったお友達のご紹介)
お見積もりの際に、業者さんに確認してみるのも良いでしょう。
各塗料メーカーで施工要領書を発行しています。これは、施工方法が書いてある教科書みたいなものです。その内容通りひとつひとつの工程をキチンと施工できるかで塗料の性能が最大限発揮されるからです。
⑤一般的に多く使用されているカラーベスト屋根を塗装する場合の注意点を簡単にお伝えします。
洗浄時に時間をしっかりかけて丁寧に洗い、コケや汚れをしっかり落としているか
塗装前、板金部分に目荒しを行っているか
タスペーサーを挿入する場合、キチンと要領書通りに挿入しているか
板金部分の釘頭の処理(打ち直しやコーキング処理など)を行っているか
屋根の下塗りで十分に塗膜が浸透しているか
屋根材の傷みが激しいときは下塗りを2回塗装しているか
中塗り・上塗りの際、塗料の塗布量を守って塗装しているか
上塗り塗料の希釈は規定以内か、撹拌時間は守れているか
各工程ごとの塗膜乾燥時間は守っているか
塗装後、降雨予想はないか、塗膜が夕方までに乾燥している状態になっているか
一口に屋根塗装と言っても、これだけ注意する点があります。
これらを守り、しっかりとした塗装工事を提供しようという思いを持っ職人さんならまず良い施工をしてくれます。
これから、屋根塗装をお考えの皆様に少しでも参考になれば幸いです。
にいかわ塗装 代表親方 新川 正文
屋根の塗装工事をお考えのかたは、塗装職人直営店のにいかわ塗装へお尋ねください。