梅雨時期の工事について、私たちの取り組みをご紹介します。
こんにちは。にいかわ塗装 代表親方の新川です。
梅雨時期は雨ばかり降って、外壁塗装の工事を行っているお客様には不安がありますよね。
この時期の施工にあたり、注意しているポイントをお伝えします。
ポイントは次の通りです。
1.当日の天気(最新情報)を確認し、それに合わせた作業を行う
事前に週間天気を常に確認していますが、この時期は変わりやすい天気のため雨が降りそうな場合は塗装を行いません。ただし、雨が降ってきても大丈夫な作業もありますのでそちらを先行して作業を進めます。雨が降ってきても大丈夫な作業とは以下の通りです。
(1) 洗浄作業
むしろ雨が降っていたほうが汚れが落ちやすいくらいです。
(2) 養生作業
養生(窓等にビニールを貼っていく作業)を行ってから雨が降ってくる分には問題ありません。
(3) 目荒し作業
雨樋や破風板、板金部分等に細かな傷を付けていく作業です。これを行うことにより、肌がつるつるになり塗料の密着性も上がります。雨に濡れても問題はありません。
(4) 足場組立や解体作業
台風での強風時の作業は行いませんが、多少の雨であれば、作業を行います。晴れている時よりは若干時間がかかってしまいますが、問題ありません。
2.塗装を行う前に塗装する場所(屋根や外壁等)の状態確認を行う
作業当日の朝、雨が上がった場合などは、まだ塗る場所が濡れている場合があります。屋根の場合、その日は一日中しっかり乾かします。壁などは半日ほど乾かし様子を見ます。しっかり乾いたことが確認できれば、塗装を行います。
3.塗装後に雨が降らないか塗装前に確認する
塗装した後、乾燥までに3時間以上はかかります。乾燥する前に雨が降ってくると塗装した塗料が流されてしまいます。なので塗装した後、乾燥するまでの間に、雨が降ってこないことを確認する必要があります。
4.塗装を開始するときは、温湿計を確認し、許容範囲内か確認する
いざ塗装を開始するときは、必ず温湿計を確認して湿度が80%以内か確認します。いつでも確認できるよう現場に持っていきます。
塗料メーカーでは、気温5℃以上・湿度85%以内であれば問題ないとしていますが、私たちは湿度80%以内でないと施工しません。(品質確保のため)
外壁塗装工事は塗料を塗装するだけのイメージが多いですが、塗るまでの準備や下地調整作業が結構おおくあります。雨が降ってきても大丈夫な作業を工夫し作業に組み込み、梅雨時期の作業を進めます。
どうぞ皆様の参考になれば、幸いです。
にいかわ塗装 新川