刷毛跡を出さずに仕上げる技術

刷毛目が出る理由、それは塗料の粘度調整不足と刷毛塗りのやり方が上手くできていないです。

ここでは、刷毛跡を限りなく目立たせないようにする方法をお伝えします。

こんにちは。

職人気質が少し強く、ブログ投稿はちょっと苦手な、にいかわ塗装 代表親方 新川正文です。

本日は、マニュアックなお話になります。

外部塗装工事であれば、雨樋や雨戸や水切板金など、細かなところでローラーで入りずらい箇所を塗装する際、内部塗装工事であれば、カウンターや木枠を塗装する際は、刷毛塗りで塗装する場合がよくあります。

刷毛塗りを行ってから塗装箇所を見たときに刷毛跡が残っている原因や対策をおつたえしますね。

なぜ刷毛目は出るのか

刷毛目の出る原因は、大きく分けて4つです。

① 塗料の粘度が高すぎる

② 塗料の乾燥が早すぎる

③ 刷毛塗りのやり方が間違っている

④ 塗装の繋ぎ目を意識していない

①と②は材料に関すること、③と④は技術に関することです。

それでは、①から④について解説していきますね。

どんな条件だと刷毛目は出やすいのか

①塗料粘度が高すぎる の解説

塗料には決められた希釈率があります。シンナーや水で塗料を希釈する場合、希釈が多いと塗料が薄まりすぎて長持ちしません。逆に希釈しなければならないのに希釈しないと粘度が高すぎてしまいます。塗料にはセルフレベリング機能(自然と平らになる機能)がありますので最適な希釈を行った塗料で、最適な塗布量で塗装することで、刷毛目が目立たなくなります。

②塗料の乾燥が早すぎる の解説

例えば夏の炎天下の中、トタン屋根のを塗装する場合、トタン自体がとても高温(60℃以上はあります)になっています。その高温の場所にそのまま塗装する塗っている途中で乾燥してしまいます。それは塗装中に塗料の中の成分が急激に気化してしまうからです。刷毛目も出て見た目も悪くなりますし品質も低下してしまいます。そんな時は、曇りの日を利用する・建物の影を利用する・朝晩の気温上昇前に塗装する等の対策で塗装することが可能になり、刷毛目も目だたくなります。

③刷毛塗りのやりかたが間違っている

刷毛塗りの基本は

1、配り  塗料を刷毛に付けて、塗装面に塗料を配っていく

2、均し  配った塗料を均一な厚さになるように塗り広げる

3、通し  刷毛を一定方向から均して、刷毛目を整えること

になります。

この配り均し通しの順序を間違えると刷毛目が目立つようになります。

また、高級な刷毛を使用することで、肉厚でコシもほどよくあり、キレイに塗ることができます。

④塗装のつなぎ目を意識していない

配り・均し・通しを行ってその場所をキレイに塗装しても、次の場所を塗装して繋ぐときに通し部分を合わせて塗装しないと目違いが発生し刷毛目が目立ちます。(わかりやすく言えば縦に通しているのに次の場所は横方向に通して繋いでいることです。)

また、乾燥してから塗装面を繋ぐと、繋ぎ目ははっきり出てしまいますので、塗膜が乾く前に塗装箇所を繋ぐ必要があります。

刷毛目を完全にゼロにはできない理由

刷毛目は、塗料の取り扱いや塗り方で目立たなくすることはできますが、完全に消すことはできません。

刷毛目が消えるほど、塗膜を厚く付け、乾燥も1日がかりでゆっくり乾燥し、風も吹かない条件で塗装できれば刷毛目は出さないように塗装できますが、通常外で作業を行う場合は限界があります。

それでも刷毛目を目立たなくする工夫

いままでのご説明で、できるだけ刷毛目を目立たなくするには、塗料の粘度を適正に希釈し、適度な環境下で、きちんとした手順で刷毛塗りを行いうことが重要とお伝えしています。

さらに塗装は基本3回塗りですので、塗装を塗り重ねる前に細かな研磨紙を使って表面をツルツルにしてから塗り重なます。(時には水砥ぎも行います)

そうすることで、かなり刷毛目は目立たなく塗装することができます。

どうしても刷毛目を出したくない場合は、スプレーガン(カップガン)での吹付塗装を行うと様でしょう。車の塗装と同じですので、仕上がりも同じようにツルツルピカピカになります。

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

株式会社 にいかわ塗装   代表親方 新川 正文

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